グルテンフリーダイエットとは?
グルテンフリーダイエットとは、小麦、大麦、ライ麦などに含まれるグルテンを全く摂取しないダイエットです。
毎日の食生活の中から小麦グルテンが含まれる食べ物を除去します。
食物アレルギーの原因となる食べ物(例えば、小麦アレルギーの場合は小麦)を完全に除去する食事療法を除去食療法といいますが、それと同じですね。
欧米ではグルテンフリーの食材も多いし、GFのマークをつけたりして表示もはっきりされています。スーパーにはグルテンフリーの食品コーナーもありますし、レストランのメニューにもあるのが一般的になっています。でも日本ではちょっと面倒ですね。はじめは、徹底的に食品表示をチェックして材料に小麦の表示のないものを選ぶことになります。日本のレストランでGF(グルテンフリー)の表示があるところは、まだまだありませんから要注意です。
このサイトは、これから美容健康のためにグルテンフリーダイエットをはじめる方、そして小麦アレルギーだとわかり、グルテンフリーの食生活をしなくてはいけない方の「ちょっと面倒」を少しでも助けるための情報を掲載しています。
グルテンフリーダイエット ー 人気の背景
日本に比べてセリアック病の人が多い欧米では、小麦グルテンを食べない除去食事療法として長い間グルテンフリーの食生活を行なっている人たちがいました。でも病気のためではなく健康で美しくなるためのダイエットとして人気が出たのは2010年ごろ、欧米のモデルやセレブ、アスリートたちがはじめたことで急に人気が出ました。多くの著名人が行なっているグルテンフリーダイエットですが、レディー・ガガ、ミランダ・カー、ビクトリア・ベッカムなどが実践者であることがよく知られていますね。
日本でグルテンフリーダイエットが注目されはじめたのはここ数年の間です。2015年にテニスのノバク・ジョコビッチの書いた「ジョコビッチの生まれ変わる食事」(英語版は2013年)の日本語訳が出版され一気に注目されました。
グルテンフリーダイエットのやり方 成功するにはどうするの?
グルテンフリーダイエットは、小麦グルテンが含まれる食品を排除するだけのダイエットです。
グルテンが含まれないものであれば、何を食べていいのが嬉しいし、食べる量にも特に制限はありません。
そんなに難しくない感じがしますが、前もって準備が必要です。
思いもよらなかったものに小麦が使われていたりしますから、グルテンフリーダイエットを始める前に何にグルテンが含まれているのか、いないのかをちゃんと調べておいたほうがいいです。これ、めちゃ大切ですよ。成功するか失敗するかの最初の分かれ道です。
何の準備もなく始めると、何も食べるものなーい!なんてことにもなりかねません。そんな状態ではグルテンフリダイエットを継続するのが難しくなりますね。
まず、家の中にある食品、よく食べている食品に何が含まれているのか食品表示欄を全てチェックしましょう。
グルテンが含まれているものと含まれていないものをしっかり分けます。家族と住んでいて自分だけグルテンフリーダイエットを始める場合は、食品は入っている袋や入れ物の目印としてGFとか書いておくといいかもしれません。
一人で、または家族全員でグルテンフリーダイエットを始める場合は、グルテンが含まれる食品は誰かにあげるか、思い切って捨ててしまってもいいかもしれません。あると、うっかり食べてしまうかも、です。
それから、よく行くスーパー、コンビニなどで買い物をするときは全て食品の成分をチェックしなくてはいけないです。
はじめのうちは結構時間がかかります。あー、これにも入っている、あれにも入っていた、なんて状態が続きますよ。
市販の惣菜やお弁当は醤油ベースが多いので、ほとんどのものに小麦が含まれていると表示されています。
困るのが外食です。グルテンフリーのレストランは日本ではまだ数えるほどしかありません。
レストランでは、「グルテンフリーダイエットをしている」というより、「小麦アレルギーなので小麦が使われていないメニューはどれですか」と聞いたほうが簡単です。私の個人的な経験から、グルテンフリーという言葉の意味を知らない方に説明するのは結構大変でした。また、小麦アレルギーやセリアック病の場合は、体質、病気のために食事制限が必要と認識され、親切に対応してもらえますが、そうではなくグルテンフリーダイエットを選んでいる場合は、ちょっと面倒くさい人、と思われるかもしれません。
私は、グルテンフリーの食生活を始めるのが、セリアック病や小麦アレルギーなどによるものでなければ、醤油は使ってもいいんじゃないかと思います。醤油に含まれる小麦はほんの少量だし、かなり分解されてしまっています。醤油OKにすると、外食がとても楽になります。もちろん家では小麦の含まれない醤油を使います。
準備ができたら、まずは2週間、グルテンフリーダイエットをやってみましょう。
体調の変化もテストできるし、どんな準備をしたらいいかもよく分かります。
そのあと、継続するかどうかを決めればいいです。
どんなダイエットも全ての人に同じ効果があるわけではありません。
体重が減った人もいれば、変わらなかった人もいます。
しばらく続けてみて自分に合っていると感じたら続ける、そうでなかったら無理にやることはないと思います。
自分の体は自分が一番よく分かりますから。
私は、小麦入りの普通のパンを食べた後と、グルテンフリーのパンを食べた後ではお腹の感じが全く違うことにすぐに気がつきました。普通のパンの方がお腹の膨張感やお腹にたまっている感じが長く続きます。これが普通だと思っていましたが、グルテンフリーのパンはモタれない、食べてすぐにスッキリした感じになります。
とにかく2週間やってみましょう。
さあ、スタートです!