「ジョコビッチの生まれ変わる食事」（ノバク・ジョコビッチ著）とグルテンフリーダイエット
14日間で体重を５キロ減らし、そして世界制覇したテニスの王者、ノバク・ジョコビッチが書いた「ジョコビッチの生まれ変わる食事」に感銘した人は多いですよね。私もその一人です。この本には、何を、どう食べたらいいのか？という「人生好転、肉体改造のための設計図」が書かれています。
2007年から2010年の間、ジョコビッチは、どうしてもフェデラーとナダルを抜くことができませんでした。調子よくスタートする試合は、いつも途中で体調が壊れ、苦しくなり試合を破棄、という状態を何年も続けていました。当時は試合の途中で別人のように体が変わってしまった、といっています。そのジョコビッチを変えたのが食事です。
偶然に試合を見ていた人のアドバイスから、グルテンが体調不良を起こしているのではないか、と言われたジョコビッチは、あらゆるアレルギーを調べることができるELISA(Enzyme-linked immunosorbent assey)テストを受けました。その結果、ジョコビッチは小麦と乳製品に強い不耐症があることがわかったのです。そのときに、ジョコビッチが受けた衝撃はそうとなものでした。というのは、ジョコビッチの両親はピザ屋さんでしたから！
そのときから、ジョコビッチの人生を一変させた乳製品フリー、グルテンフリーの食生活が始まりました。
そして、わずか18ヶ月でジョコビッチは、ウィンブルドン優勝と世界ランキング１位、という彼の二つのゴールを達成しました。食事をグルテンフリーに変えることで、その後、ジョコビッチはテニス界の絶対王者に輝いたのです。
この本は、グルテンフリーの食事を作り続けていて、テニスの大ファンな私には感動の一冊となりました。セルビアという国の事情もわかるし、戦場の危機を乗り越えながらテニスの練習を続けていたジョコビッチの生い立ちを知り、ずーっとナダル君のファンだった私は、すっかりジョコビッチのファンになっちゃいました。お薦めの一冊です。
この本には、ジョコビッチからあなたへの提案、として以下が書かれています。
「グルテン（小麦などに含まれるたんぱく質）を14日間だけやめてみて、どういう気分になるか試してほしい。そして、15日目に、パンを少しだけ食べて様子をみてほしい。体が発する声に耳を傾けてほしい。」
