小麦アレルギー、小麦グルテン過敏症、セリアック病の方、健康で美しくハッピーな毎日を送りたい方へ!

アレルギーの種類と反応

アレルギーの種類と様々な反応

ヒトの体は異物が外部から入ってくると、それを排除しようとして抗体を作ります。この反応が過剰になりすぎて体に様々な悪影響を引き起こす状態をアレルギーといいます。

異物が体に侵入してきたとき、体内では異物に対して「免疫グロブリン( Ig) 」が作られます。これが抗体になって侵入してきた異物(抗原)に結びつきます。異物を侵入させないようにする免疫システムです。もともと異物でないものを毒物とみなして過剰に反応してしまうのがアレルギーで、さまざまな不快な症状を引き越してしまいます。

アレルギーには即時的に反応が現れるものと、時間をかけて反応するアレルギーがあります。

すぐに症状があらわれる即時型アレルギーは、IgEアレルギーと呼ばれます。通常アレルギーと聞いて、すぐ思い浮かべるのがこの IgEアレルギーでしょう。すぐに不快な症状があらわれるので、何に対してアレルギーがあるのか、すぐにわかります。

このアレルギー症状で一番怖いのが、アナフィラキーショックで、「アレルゲン等の侵入により、複数臓器に全身性アレルギー症状が惹起され、生命に危機を与え得る過敏反応」と定義されています。(日本アレルギー学会、アナフィラキシーガイドラインより。http://jspca.kenkyuukai.jp/images/sys%5Cinformation%5C20170303124105-6ADB5A6C21477368A623E0A5F834E2327800C19E5FF8EEAFDBC6609EBBBCC2E9.pdf)
じんましんや皮膚の炎症、まぶたが腫れ上がったり呼吸困難や血圧低下を引き起こしたりなど、複数の症状があらわれる状態です。最悪の場合は死に至るケースもあることで知られています。

私はアレルギーといえば、このタイプしかないとないと思っていました。すぐに体に反応しなければアレルギーじゃないと思い込んでいたのです。でも、そうではないアレルギーもあるんです。

時間をかけて反応するアレルギーは、IgGアレルギーと呼ばれるものです。

抗原となる異物に免疫グロブリンが結びついても、すぐに症状があらわれないもので「即時型アレルギー」に対し「遅延型アレルギー」と呼ばれています。「即時型アレルギー」は何に対してアレルギーがあるかがすぐにわかるのですが、「遅延型アレルギー」は、数時間後、数日間後、というように、なかなか症状があらわれません。症状も特異なものはなく、人によって様々にあらわれるので、本人も周りの人もアレルギーの原因がつき止められず、その食品を食べ続けてしまうことになります。そして、症状が悪化してしまうことに!

「セリアック病」の夫は、50歳を過ぎるまでセリアック病だとわかりませんでした。時折、激しい腹痛に襲われたり、腹部の膨張感が起きたりしても、小麦を食べたあとすぐに症状が出たわけではなく、ほぼ毎日小麦の入った食べ物を食べていましたから、まさか小麦に原因があるなんて思ってもみなかったのです

 

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